シルバーアクセサリー製作日記 by G-IRON SILVERWORKS

シルバーアクセサリーブランド、G-IRON SILVERWORKSがお届けするシルバーアクセサリーの製作工程を紹介するブログ。


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オーバーレイアイテム製作工程【その7】

コンバンワ!
G-IRON SILVERWORKSのBOBです。

今日も進めていきます。
オーバーレイアイテムの製作工程紹介。


今日は彫金の醍醐味の一つである「ロウ付け」の紹介。


ロウ付けとは、簡単に言うと溶接のような事です。

ロウ付けに関して詳しくは

http://www.g-iron.com/?mode=f3

を参照してください。

それぞれの素材にあった「ロウ材」がありますが、今回はシルバーなので「銀ロウ」を使用します。





それでは工程を紹介。


まずは「フラックス(酸化防止剤)」を付けたい部分に塗ります。

下の板についている水色の水の様なものがフラックスです。
image-10639900722-10731598778.jpg
フラックスにも色々な種類がありますが、

今回は「硫酸入り」の割とメジャーなものを使用します。


フラックスを塗る理由は、酸化を抑えて、ロウが流れるようにしてあげる、という事です。

ロウ付けには「火」を使用しますが、火を当てると銀は酸化します。

酸化してしまうと銀ロウはそこに流れないので、酸化を抑えてやる必要があるわけです。

逆に言うと、ロウを流したい(くっつけたい)部分以外は塗らなくても良い、という事です。


で、今回は上の板と下の板全面を付けますので、全体に塗っているわけです。



フラックスを塗ったら、下の板に上の板を乗せます。
image-10639900722-10731598779.jpg
ずれないように乗せましょう。

フラックスを塗ったら、バーナーで火を当てます。
image-10639900722-10731598783.jpg
このときの注意点ですが、いきなり強い火で一気にあたためると、フラックスが蒸発してブクブクします。

そのときのブクブクで板が動いてずれてしまう事がありますので、まずは弱い火でゆっくりとあたためます。

※ちなみに、写真の火は結構強めです。写真で分かりやすいように火を強めにして撮りましたので、あしからず。


ブクブクしない程度の火でじっくりとあたためると、フラックスが乾燥してきます。

その後、一度乾燥したフラックスが溶け始め、アメ状になり、最終的にはフラックスが見えなくなり、地金の表面が綺麗になっていきます。

ここまでくると、フラックスを塗った部分は酸化せずに素材があたたまっている状態です。


その時点で銀ロウを乗せます。

銀ロウは1㎜×1㎜程度の小さな粒上にカットしておきます。


最初の時点でロウを乗せる方法もあるのですが、万が一フラックスがブクブクしたときに銀ロウが飛んでしまう事があるので、完全にフラックスが溶けてから乗せるほうがベターでしょう。


ロウを乗せたら、再度あたためていきます。
image-10639900722-10731598782.jpg
すごーく分かりにくいですが、銀ロウが「G」の模様の中に置いてあります。

というよりは、壁に立てかけてある、というほうが正しいですね。


この時、火の強弱を調整しながら全体を満遍なく温めます。
image-10639900722-10731600074.jpg
銀は素材の性質上、全体が温まらないと銀ロウが流れません。

付けたい部分のみを温めても銀ロウは流れませんので、注意が必要です。


さらに全体を温めます。
image-10639900722-10731600075.jpg
フラックスが再度温まって透明になり、、もうすぐ銀が赤い色に近づいてきます。

さらに温めます。
image-10639900722-10731600076.jpg
何となく全体がピンク色になっていると思います。


ここまでくると、銀ロウが溶けて、隙間に流れていきます。

これは毛細管現象と言って、溶けたロウが小さな隙間に流れるため、ロウは小さくて良いのです。


そのため、ロウ付け前は素材同士に出来る限り隙間が無い状態が好ましい、という訳です。

ロウが溶けきったあと、まだ隙間があるようでしたら、再度ロウを足して隙間を埋めていきます。




ちなみに補足ですが、今回は銀ロウの中でも融点の高い「3分ロウ」を使用しました。


そのため上の画像のように全体がピンクになるまであたためなければ溶けませんでしたが、

もっと融点の低いロウ(たとえば9分ロウや早ロウ)を使用すると、ここまであたためなくてもロウは解けます。

ロウ付けで素材を溶かしてしまう恐れを感じている人は、まず溶けやすいロウを使用するのも手かも知れません。

ただし、何でもカンでも溶けやすいロウを使用すればいいというわけではありません。

融点の低いロウは融点を下げるため「銀以外」の素材が多く含まれています。そのため、溶けた後の色が銀と微妙に違います。

目立つ部分等に使用するのはやめたほうが良いでしょう。


また、1つの作品で何度もロウ付けが必要な場合、始めに溶けやすいロウを使用してしまうと、

次のロウ付けのときに最初の部分が外れてしまう恐れもあります。

その際は、融点の高いロウ→融点の低いロウと順々に使い分けていく必要があります。


ということで、実際にロウ付けが完了しました。
image-10639900722-10731600080.jpg
よく見ると、「G」の壁と下の板の触れる部分が付いているのが分かると思います。


ロウ付けが完了したら、希硫酸に付けて「酸洗い」をします。

※希硫酸=希釈した硫酸=薄めた硫酸です。


酸洗いをする事で、酸化して汚れた表面がきれいになります。


希硫酸といっても、服などに着くと洗濯後に穴が開きますので、注意しましょう。

また、希硫酸は硫酸を薄めて作りますが、硫酸の購入、また製作方法等、なかなか気軽には出来ない部分がありますので、実際にやってみたい、という人は出来る限り調べて、安全性を確かめた上で使用しましょう。

どうしても!という人はメッセージくれても構いませんので、絶対に一人で知識も無い状態で使用するのはやめましょう!

現在では硫酸に代わる素材としてピックリングコンパウンド(別名ディクセル)というものもありますので、こちらを使用することをお勧めします。



さて、酸に5分ほど点けておくと、酸化した表面がきれいになりました。
image-10637988985-10719818538.jpg
こんな感じ。


汚れも取れて、きれいになっています。

下の板から上の板がはみ出ないようにセンターでロウ付けされていますね。

この点、気をつけましょう。



今回はこれで終了。

ロウ付けの基本的なやり方の紹介でした。



それではまた!




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